ドイツでケルン大聖堂(ゴシック建築)に行った事がありますが、日本でここまで立派な洋風建築が見ることができるとは思いませんでした。
日本で唯一のネオ・バロック様式による宮殿建築物
赤坂離宮は日本では珍しい洋風の城です。鹿鳴館をはじめとする明治初期の洋風建築の数々を設計した英国人ジョサイア・コンドルの直弟子片山東熊により設計され建築されました。元々は大正天皇(当時は皇太子)の住まいとして建築されました。
以後皇太子の住居として使用されていましたが第二次世界大戦後は国へ移管され庁舎として使用され、1974年より外国の要人を招く迎賓館として使用されるようになりました。その後2006年に3年かけて大改修され、2009年に国宝に指定され、現在では日本で唯一のネオ・バロック様式による宮殿建築物となっています。
2016年より通年で一般公開されるようになり、現在は本館・庭園については予約なしで、和風別館については予約必須での見学となっています。
参観料金について
値段はまぁまぁします。国宝なので仕方ないのですけどね。
- 本館・庭園
一般:1,500円、大学生:1,000円、中高生:500円、小学生以下:無料 - 和風別館・本館・庭園
一般:2,000円、大学生:1,500円、中高生:700円、小学生以下:不可 - 和風別館
一般:1,500円、大学生:1,000円、中高生:500円、小学生以下:不可 - 庭園のみ
一般:300円、大学生以下無料
館内は撮影不可
館内は撮影禁止(恐らく和風別館も)となっています。その代わりにというか下記の冊子を配布しています。
本館内部は豪華絢爛
撮影することはできませんが、内部はとても豪華絢爛です。webサイト上でも写真がありますが、実際に見るのとは当然印象が全く異なります。是非現場で見てみてください。中の方も非常に丁寧で、「館内で唯一手を触れることができるこの階段の手すりです。」とユーモアも交えて誘導してくれます。また、館内ドアノブがすべて低めに設置されていたので、何故なのか質問したところ、丁寧に答えてくれました。理由はドアを開ける担当者が後ろ手でドアを開けるためなのだそうです。
庭園の噴水もなかなかすごい
庭園の噴水には青銅製の亀、鯱、グリフォンがいます。これらもスケールが大きくて見ごたえがあります。また、本館とのマッチングも絶妙です。
優雅にアフタヌーンティ(数量限定)が出来ます
こちらも基本予約が必要ですが、広場から本館を眺めながらアフタヌーンティをいただくことができます。1セット6,200円(2人分)となります。会計は現金、PayPayは可能でした。
予約についてですが枠が空いてもあっという間に無くなっていきます。私の時も自分の情報を入れているうちに埋まってしまって取れなくて焦りました。ただ、予約が取れなくても当日キャンセルは出る事があるようです。私が行った際も当日キャンセル枠があるらしくキッチンカーに「当日キャンセル有、注文可能」な旨の掲示がされていました。
アフタヌーンティの内容は12月に行った際は下記のようなメニューでした。結構なボリュームで食べきるのがやっとといった感じでした。1人で1セット(2人分)は自殺行為です。
次こそは和風別館も参観したい
今回は予約に間に合わず、和風別館の見学を逃してしまいましたが、次はしっかりと準備し和風別館を楽しみたいと思います。