
こんにちは、火焔熊です。今回は私たち家族が選んだ「海洋散骨葬」について、体験談をレポートします。
なぜ海洋散骨葬と「海夢」を選んだのか
海洋散骨は最近増えてきているとは言え、日本国全体の中でいえば少数派であると言えます。また、葬儀会社から紹介された海洋散骨葬の業者ではなく「海夢」を選んだ理由は何だったのでしょうか。
母を散骨葬にした理由
昨年亡くなった母は、山生まれだったからか海へのあこがれを強く持っている方でした。
母は生前「亡くなったら散骨してほしい」と言っていましたので、海洋散骨を検討しました。
また、海洋散骨は墓を用意しなくてよく、リーズナブルだったことも選択の理由の一つです。
散骨業者さん選び
浜松で海洋散骨葬を行っている「散骨葬の海夢」さんを見つけ、ウェブサイトの理念、追加料金なしという明確な料金体系に惹かれて相談しました(葬儀屋の紹介業者の半額以下でした)。
また、「海夢」さんは浜松地場の業者で自前で葬儀から海洋散骨葬までを行っていますので安心できる業者だったのも選んだ理由です。
相談から当日までの準備
相談してからこちらがやる事は日程調整位なのですが、今になって思うと当日までに事前準備を忘れていたと思う事もありました。
海夢さんとのコンタクト
まず電話で相談。相談したのは昨年の12月だったので、散骨は母が寒くない4月まで待ってほしい旨を伝えると快く引き受けてくれました。プランは家族でのお別れをしたかったので「貸し切りチャーター散骨」を選びました。ウェブサイトにはメールアドレスが記載されていますが、確認してなさそうなので電話が確実です。
事前および当日の準備
・粉骨
散骨には事前に遺骨を規定以下の大きさに粉砕する(粉骨)必要があるため、事前に海夢さんの事務所に母の遺骨をお持ちし、具体的な日取り等の話も行いました。ちなみに、事務所の場所は分かりにくいので、事前に行き方を調べてから行くことをオススメします(私は結構迷いました)。
・船に乗るための準備
特段必要なものは無いのですが、個人的に準備が必要だと思うのは酔い止めの薬。私は用意を忘れてしまい、しっかり船酔いをしてしまいました。
ライフジャケットや献花用の花びら等は海夢さん側で用意してくれます。
海洋散骨葬当日の流れ
当日は現地集合で2時間半くらいで散骨が終わります。
集合・出航地
当日、寸座マリーナへ。海夢のスタッフさんが温かく迎えてくださいました。

乗船
船に乗り込み、散骨ポイントまで静かに航行しました。浜名湖の中は揺れは殆どないのですが、外海に出るとかなり揺れるので注意です。

散骨ポイント到着
船が停泊し、いよいよ散骨です。
スタッフさんの進行で黙祷をし、粉骨されたお骨をそのまま海へ。

花びらを海に捧げました。

最後に祈りを捧げ、故人に最後の別れを告げました。個人の希望を叶えられて、一つ肩の重荷が無くなった気がしました。
海洋散骨を終えて
料金について
海夢さんは追加料金が一切ないと伺っていた通り、事前に提示された金額の15万4千円のみでした。支払いは散骨当日すべてが終わってからの現金支払で安心ができました(振り込みなどのオプションがあるとよりうれしかったです)。
海夢さんへの感謝
担当者さん、本当にありがとうございました。細やかな気配りと、私たちの気持ちに寄り添った対応で、最高の送り出しができました。
散骨証明書
散骨後、散骨証明書(散骨した緯度経度が記載されたもの)をいただきました。これでいつでも故人の眠る海を思い出すことができます。
残された家族の気持ち
形としてのお墓はありませんが、私たち家族の心の中には、雄大な浜松の海と共に、故人が生き続けています。
読者へのメッセージ
葬儀の形に悩んでいる方、故人の願いを叶えたいと思っている方へ。海夢さんの海洋散骨葬は、とても温かく、自由な選択肢だと感じました。ぜひ一度ご相談されてみてはいかがでしょうか。

