函館と共に北海道の主要な貿易港であった小樽には昔日本銀行の小樽支店がありました。その跡地に当時の建物と共に金融資料館があります。今回はこちらに行ってきました。
予約不要で見学は無料
館内の見学は無料です。館内の展示は結構しっかりしているので、無料で見学できるのはありがたいです。小樽運河から比較的近い位置にあり、見学に予約の必要性もありませんので、小樽運河を観光したついでで見に行くのが良いと思います。
館内の撮影は基本的にNG
金融資料館内は一部を除いて基本的には撮影はNGとなっています。券面が渋沢栄一の診察の展示もあったのでその辺も関係しているのかもしれませんが、職員や警備員の常駐はあまり人数がいないので管理コストの問題かもしれません。
石造りのようだが、実はレンガ造り
見た目は石造りの建物なのですが、実際はレンガ造りで表面をモルタルで成形した石造り風建物です。建設当時はレンガ造りよりも石造りの方が人気があったようで館内の説明でもそのような記述がみられました。ただ、東京駅は1914年に開業でこの小樽支店は1912年に竣工とあり、規模が違うとはいえ、東京よりも小樽の方が人気の建築様式というのは若干の違和感がある気がします。
1億円の重さを体験できる(本物ではない)
館内では一億円の重さの体験コーナーがあります。約10kgとの事で、10kgの米袋ぐらいの重さでまぁまぁ重いです。ちなみに後ろには一千億円相当の札束が積まれています。後で警備員さんに確認したのですが、やはりこれらは本物の一億円と一千億円では無いようです。「本物だったら我々ではとても守り切れないよ」と仰ってました。
日常生活で現金の重さを意識することは無いので、自分の資産を現金化したらこれ位の重さなのかな…と思いを巡らすことができる貴重な体験となりました。
ちなみに、観光客大好き顔はめもあります。
北海道の金融の歴史を感じられる貴重な資料館
大学当時北海道に住んでおり、小樽が昔は重要な金融街であったこと位は理解していたのですが、あまりしっかりと勉強をしたことはなかったので、北海道の金融の歴史に触れられて非常に興味深かったです。