【ドイツ旅行2013】其の6:圧巻のスケールと深い学び!「ドイツ博物館」へ

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火焔熊
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ミュンヘンの街をのんびり散策しながら、目的地である「ドイツ博物館」に到着しました。

まず率直な感想を言わせてもらうと、「とにかくデカい!!」の一言に尽きます。 展示のカテゴリーや分類が膨大で、とても1日や2日ではまわりきれないほどの圧倒的なスケール感です。


【画像:ドイツ博物館外観】

火焔熊
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館内には船やその巨大な機関、航空機、化学実験で使う抽出器など、男心をくすぐるような技術・科学の展示が所狭しと並んでいます。

【画像:ドイツの何かの船】

【画像:船の機関】

【画像:航空機】

【画像:なんかの抽出器】

ここが違う!ドイツ博物館の凄さは「薬局・医学」エリアにあった

世界中にさまざまな科学技術系博物館がありますが、ドイツ博物館が他の追随を許さない最大のポイントは、「薬局(製薬・医学)」という独自のカテゴリーが非常に充実している点です。

ご存知の方も多いかもしれませんが、ドイツはバイエルをはじめとする世界的な製薬メーカーを抱える「製薬強国」。ここを訪れると、日本とは根本的な教育・文化に対する考え方の違いを痛感させられます。

【画像:薬局(ドイツ初の薬局の複製)】

展示スペースには、ドイツ初の薬局の精巧な複製や、昔ながらの調剤道具(乳鉢など)が並び、その歴史を深掘りできるようになっています。

【画像:乳鉢的なもの?】

【画像:乳鉢的なものの解説】

一般向けとは思えない!高レベルすぎる医療・デバイス展示

さらに驚かされたのは、最先端の医療デバイスや病気に関する専門的な展示の深さです。

【画像:日本ではCOPDで頻用されるスピリーバレスピマット】

【画像:スピリーバレスピマットの構造の解説】

【画像:COPDの解説】

【画像:呼吸器デバイスの変遷】

日本でもCOPD(慢性閉塞性肺疾患)治療でよく使われる吸入器「スピリーバ レスピマット」の構造や、呼吸器デバイスの歴史的変遷、さらには病態そのものの解説まで、徹底的にグラフィックや実物付きで説明されています。

また、がん治療に関する展示も非常に充実していました。

【画像:乳がんについて】

【画像:癌の治療について】

【画像:ハーセプチン(トラスツズマブ)】

【画像:添付文書に載っている副作用などの解説】

乳がんの病態やがん治療全般のメカニズム、抗体医薬品である「ハーセプチン(一般名:トラスツズマブ)」の作用、さらには添付文書に掲載されているような副作用の解説に至るまで、かなり踏み込んだ内容が提示されています。

日本とドイツ、「薬・医療への意識」の差を痛感

私自身、医療や薬に関する専門知識を持っているからこそ「なるほど、こういう工夫で解説しているのか」と展示内容についていけましたが、正味な話、ここに並んでいる内容は日本なら医薬系の大学講義で教えるレベルです。

それを「誰でも入れる一般向けの博物館」に当たり前のように展示し、国民全体で共有しているドイツの凄さ……。

展示を見つめながら、「国民全体における薬剤や医療への理解・ヘルスリテラシーのベースが、日本よりも遥かに高いのではないか」と痛感せざるを得ませんでした。市民の「薬」に対する意識の高さ・知的好奇心の根深さには、正直言って「こりゃ日本ではこの分野では敵わないな」と脱帽です。

科学や技術だけでなく、人の「命」や「薬」に関わる歴史と教育の深さを実感できた、非常に濃密で刺激的な訪問となりました。ミュンヘンに行かれる際は、時間に余裕を持ってぜひ足を運んでみてください!

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