両親を看取って今、思うこと。クソみたいな人生を振り返る(最終回:呪縛からの解放と、これからの人生)

雑談
火焔熊
火焔熊

親という名の強烈な貧乏神(ボンビー)を背負わされた私でしたが、皮肉なことに、裏で進めていた株式投資は信じられないほど順調に推移していました。

こればかりは時代の恩恵、相場の神様が味方してくれたとしか言いようがありません。逆に言えば、この投資の成功がなければ、私の人生は間違いなく「完全なナイトメア(悪夢)モード」のまま終わっていたでしょう。

泥沼の人生から這い上がった、最後の記録です。

夢のテンバガー手前。OLC売却と「2割の税金」への怒り

 東日本大震災の直後に1,000万円の大勝負に出たオリエンタルランド(4661)の株は、その後、私の読み通り信じられないほどの爆発的な成長を遂げました。

分割などを経て、平均取得単価は1,705円。それを2019年10月、株価が16,500円をつけたタイミングで指値(さしね)を入れ、記念の100株だけを残してすべて売り払いました。 目標としていた「テンバガー(10倍株)」の達成が目前に迫っていましたが、あまりの金額の大きさに恐怖心が勝ち、焦って利益確定に走ってしまったのです。

結果として得られた利益は、8,000万円台後半。 しかし、歓喜したのも束の間、売却益にかかる約20%の税金として、一瞬で1,750万円ほどを国に毟り取られました。この時ほど心底「税金なんて払いたくない」と思ったことはありません。

個人が投資で損失を出した時には1円も補填してくれないくせに、血の滲むような思いで利益を出した時だけ、当たり前のように2割も掠め取っていく国というシステムが心から恨めしかったです。この「税金は大嫌い」という強い気持ちは、FIを達成した今でも1ミリも変わっていません。

ただ、このOLCの大勝利に加え、他の株式投資も総じて好調だったため、この時点で私の総資産はついに「1億円」の大台を突破していました。

コロナショックの逆張りと、資産2億円への到達

 2020年2月、未知のウイルスの脅威が世界を襲い、株式市場は大暴落。「コロナショック」が発生します。

しかし、私はあのリーマンショックの生き残りであり、元来が「逆張り投資家」です。恐怖に歪む市場を見て、不謹慎ながら「またあのヒリつく勝負に挑戦してみたい」という衝動が抑えられなくなりました。

OLCの売却で手元に残った7,000万円近い現金を握りしめ、2020年4月、満を持して米国株ETFの「VTI」へと全額突っ込みました。平均取得単価は130ドル前後です。

コロナショックによる不況は長く続くものと覚悟していましたが、各国の莫大な金融緩和もあり、拍子抜けするほどあっという間に株価はV字回復を遂げました。 その後も歴史的な円安と米国株高のダブルの恩恵を受け、私の資産はみるみるうちに3倍以上へと膨れ上がりました。

そして2023年、総資産はついに「2億円」を突破。 2億という数字を目にした時、私の心に本当の意味での平穏が訪れました。「ああ、もうこれからは、お金のために齷齪(あくせく)働かなくていいんだ。理不尽な思いをしてまで、誰かに頭を下げる必要はないんだ」と、魂の底から実感することができたのです。

母親の突然の最期と、残された呪詛

 資産運用がこれ以上ないほどの大成功を収める一方で、家庭の闇は突然、最悪の形で終わりを告げました。

2024年の秋、母親の死は本当に突然訪れました。警察からの連絡によれば、自宅のすぐ近くで首を吊っていたとのことでした。 ……最後まで、どこまでも人に迷惑をかける逝き方をする人でした。

自殺の理由は、今でもよく分かりません。 前日には私の妻の実家へ一緒に挨拶に行き、変な様子は一切ありませんでした。夏の間は暑かったこともあり、家族みんなで同じ部屋にエアコンをつけて仲良く寝ていたくらいで、家族仲も決して険悪ではなかったはずです。

ただ、母の遺品整理をしていた時、私に対する呪詛(じゅそ)のような言葉が書き殴られた書き置きが見つかりました。母は少なからず、息子の私を恨んであの世へ旅立ったようです。

しかし、私から言わせれば、到底納得のいくものではありません。 23歳で父親が亡くなってからの約20年間、私は自分の人生を犠牲にしてまで、精神を病んだ母の介護を続け、親が放置してきた実家のトラブルの尻拭いをし、結婚して孫の顔まで見せてあげたのです。親として、私に感謝されこそすれ、恨まれる道理などどこにも無いはずです。

人生最大の過ちと、唯一の後悔

 私がこの世に生を受けてからずっと、母親という存在は私の人生における「巨大な足枷(あしかせ)」でしかありませんでした。今回のあまりに身勝手な死は、その事実を改めて残酷に突きつける結果となりました。

「もし、この母親さえいなければ、自分にはもっと違う、もっと素晴らしい人生があったのではないか」 そう思わなかった日は、この20年間で一度としてありません。

今だから本音を言えます。 20年前、父親が死んだあの時、一時の情に流されて「母親の面倒を見る」という選択をしてしまったこと。それこそが、私のこれまでの人生における「最大の過ち」であり、綺麗事抜きで「唯一の後悔」です。

これから:奪われた20年を取り戻す旅

母が亡くなったことで、私の人生を縛り付けていた最後の、そして最も重かった足枷は消え去りました。

これからは、本当の意味で自由に生きていこうと思います。 親に奪われ、犠牲にし続けた「20年分の自由」を、これからの人生で何倍にもして取り返すつもりです。

何のためにお金のために理不尽に耐え、何のために2億円もの資産を築き上げたのか。それは他でもない、私を支え続けてくれた大切な妻と子ども、そして自分自身の幸せな未来のためです。これからは、私たちのために全力を尽くして生きていきます。

さようなら、お母さん。 もし本当にあの世という場所があるのなら、どうかそちらで勝手に幸せに暮らしてください。

私は、あなたが私に背負わせようとしたすべての不幸を完璧にはねのけて、この現実の世界で、絶対に幸せになってみせます。

雑談

にほんブログ村 投資ブログ 資産運用へにほんブログ村 株ブログ 株主優待へにほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 静岡県情報へ
↑もし気に入っていただけたらクリックしていただければ幸いです。モチベーションの維持に繋がります。

株式長期投資ランキング株主優待ランキング静岡県ランキング

↑人気ブログランキングにも参加しています。

火焔熊をフォローする
タイトルとURLをコピーしました